こんにちはカンタン内窓本舗の佐藤と申します。
防音のご相談は自動車・電車の音で眠れない、テレビの音が聞こえないなど立地上ある程度仕方ないことから、お隣の犬の鳴き声などデリケートな問題まで様々です。
また、閑静な住宅街であったとしても道路で遊ぶ子供の声、隣家の話し声などなど、うるさいと感じたら全てが「騒音」となります。
一番リラックスしたい自宅の騒音は大きなストレスとなります。
今回はDIYで出来る騒音対策とその中で内窓がおすすめ理由についてお話をしていきます。
【目次】
・内窓で対策できる音とは?
└対策できる音
└対策できない音
・騒音の入り口は窓から!
└①今の窓に隙間がある
└②壁に比べてガラスは薄い
└③ガラス自体をすり抜ける音(ガラスの共鳴現象)
・DIYで出来る窓の防音対策と比較
└対策方法一覧と比較
└内窓DIYがおすすめな理由
・防音におすすめのガラスを紹介
└5㎜単板透明ガラス
└防災安全ガラス
└防音ガラス(防音合わせガラスラミシャット30)
その騒音、内窓で対策できる音? できない音?
大きく分けて騒音の伝わり方は2種類あります。
音の伝わり方によって「対策できる音」と「対策できない音」があります。
・内窓で対策できる音 〇(対策可能)
空気を伝わってくる音(空気音)
例 車の騒音、人の話し声、犬の鳴き声、ピアノの音
空気音は、空気中を伝わって私たちの耳に届く音のことです。
音の発生源からの距離が離れるほど音小さくなります。騒音のほとんどがこの空気音に該当します。
窓からの侵入がほとんどで内窓で大幅に軽減することが出来ます。
・内窓で対策できない音 ×(対策不可)
建物を伝わってくる音(固体音)
例 上の階での歩行音や物の落下、トラックによる建物自体の振動、
建物に近接する列車の走行振動など
固体音は、壁や床などの個体が振動して私たちの耳に届く音のことです。
力や衝撃で発生した振動が建物などの固体を伝わります。伝達経路が複雑なため対策しずらい特徴があります。
窓からの侵入ではないため内窓で対策が出来ません。
騒音の出入り口は窓から!
みなさんがお悩みの騒音ですが、いったいどこから侵入してくるのでしょうか?
実は騒音のほとんどは窓から入ってきます。その原因。は大きく3つです。
①窓の隙間から侵入
窓は可動するため、どうしても隙間があるのです。レールや建具の間などの小さな隙間があり音は入ってきます。
乗用車でも「半ドア」だと外の音がいつもより大きくてすぐに判ります。どんな場所でも、隙間があると音は侵入してきます。つまり窓の隙間をなくす対策これが重要です。
②壁と比べてガラスは薄い
一般住宅の壁は約150㎜となっていますが、それと比べてガラスはたったの3~5㎜ほどしかありません。壁と比べガラスの防音性能は低いのです。
③ガラス自体を透過する音(ガラスの共鳴現象)
ガラスは厚さにより特定の周波数で共鳴が発生します。
これにより特定の音では防音効果が低下しガラスを通り抜けてしまうのです。
ペアガラスはガラスが2枚なのに、単板ガラスより防音性能が落ちるのは、同じ厚さのガラスが接近していることで共鳴し音が増幅されるためです。
つまり防音に適したガラスを選択することが重要です。
つまり窓の防音性能の高めることでお部屋に入ってくる騒音をグッと減らすことが出来るのです。次にDIYで出来る窓の防音対策について紹介していきます。
DIYで出来る窓の防音対策って何があるの?
それではDIYで出来る窓の防音対策について比較をしていきます。
方法は大きく分けて4つ紹介していきます。
・防音カーテンの設置
・防音フィルムをガラスに貼る
・窓の隙間をテープで塞ぐ
・内窓をDIYで取り付け(今ある窓の手前にもう1つの窓を取り付け)
・防音カーテンの設置
防音の特殊加工がほどこされたカーテンを設置する方法です。
ある程度ですが外からの騒音を遮断し音漏れも防ぐ効果が期待できます。
価格も安くすぐに試すことが出来ます。小さな騒音なら対策可能です。
・防音フィルムを貼る
質量の大きいフィルムをガラスに貼り、ガラスの質量を大きくすることで防音効果を高めます。
ガラスの防音効果は上がりますが、根本の問題隙間からの音には効果がありません。
・隙間をテープで塞ぐ
今ある窓の隙間をテープで塞ぐ方法です。高い気密異性を実現するのは難しく隙間風には有効な方法です。
防音効果はあまりありません。
・内窓をDIYで取り付ける
内窓は採寸用のメジャーと電動ドライバーがあれば、とても簡単なレベルのDIYです。
取り付けは簡単ですが、その性能は【T4等級】と市販の窓では最高の防音性能を記録しています。
内窓プラマードUの「マイナス40dBの騒音カット」で街中の交差点騒音が、図書館の静けさになるレベル。
内窓プラマードUの防音性能が高い理由
①高い気密性で隙間を防ぐ
内窓には高い気密性(JIS気密等級で最高性能のA-4を記録)があり、防音にとても有効です。
この高気密により隙間からの騒音侵入を防ぎます。
内窓には気密性を上げるため隙間を防ぐゴムが多数付いており高い気密性を実現しています。
②内窓で生まれる空気層で騒音を防ぐ
お家で一番薄い窓の部分を「外窓」と「内窓」の二重窓化する事生まれる間隔(空気層)が障壁となり騒音を防ぎます。
空気層が大きければ大きいほど防音効果はアップします。この空気層は内側に窓を設置する内窓でしか得られない効果です。
なぜ空気層で音が軽減するの?
これは「拡張型消音」と呼ばれる消音方法です。
音の侵入経路の一部に大きな空間を設け、音エネルギーを減少させます。
音は大きな空間(空気層)を経由する時、膨張・反射を起こしエネルギーが減少、出口では音が小さくなっているという仕組みです。
③目的に合わせて選べるガラス
内窓は自分の目的に合わせ数十種類の中からガラスを選ぶことが出来ます。
目的に合わせてとは「防音+断熱」や「防音+紫外線カット99%」、「防音+防犯対策」など高いカスタマイズ性があります。
高い防音効果を求めている場合は、内窓に使うガラスも防音効果の高いものにすることが重要です!
④DIYでコストを抑えて楽しく取り付け
採寸用のメジャーと電動ドライバーがあれば、とても簡単なレベルのDIYです。
内窓を取り付けてみたお客様からも
「初めてでも30分位で完了!もっと早くやればよかった!」
「大・中・小の窓を約2時間で取り付け出来ました!」
などご好評のお言葉をいただいております。
初めて内窓を一ヶ所取り付けるのに1時間ぐらいが平均で、コツを掴んだ後は30分程度で取り付けをされるお客様も多いです。
カンタン内窓本舗は全国の内窓DIYチャレンジャーを全力でとことんサポート致しております。
内窓(プラマードU)は窓防音性能のJIS規格【T-4】を記録
これは市販の窓では最高性能を記録しております。
カンタン内窓本舗の「プラマードU」で、静かで快適な生活を実現しませんか?
※外窓(一般住宅窓)単板5㎜ガラス+空気層80㎜+内窓(YKKAPプラマードU)単板ガラス5㎜の場合
防音におすすめのガラスを紹介
内窓には数十種類の様々なガラスをはめ込むことが出来ます、その中でカンタン内窓本舗が防音におすすめするガラスを紹介していきます。
コスパでおすすめ
5㎜単板透明ガラス
防音 ★★★★☆
内窓の防音性能実験ではこのガラスを使用して【T-4】性能を記録しておりコストパフォーマンスが魅力のガラスとなっております。
高音域で防音性能の低下による「谷」があります。一般的な騒音域とはあまり一致しませんが、高音域には弱いガラスとなります。
防音と防災対策・防犯対策・UVカットが可能
防災安全ガラス
防音 ★★★★☆
2枚の3㎜ガラスの間に弾力性のあるフィルムを挟み込むことで、破壊しにくいガラスとなっています。防音性能も「5㎜単板透明ガラス」よりも上となっております。
防音に加え防災・防犯・UVカット約99%カットの効果があり窓から入ってくる悪い物を防ぐのに特化したガラスになっています。
価格ではなくより高い性能を、というお客様に
防音ガラス(防音合わせガラスラミシャット30)
UVカット・飛散防止効果あり
防音 ★★★★★
2枚の3mmガラスの間に特殊防音フィルムを挟んで圧着した合わせガラスです。
ガラスとフィルムを合わせた総厚は6.75㎜あります。ほぼ全ての騒音域で防音性能を発揮する防音の為の高性能ガラスとなっております。
また、約99%のUVカット、飛散防止という機能もあります。
弊社は浜松市にあり、自衛隊の航空基地が近くにあります。
防衛省の防音工事も致しますが、この防音工事の認定サッシは【T-3】等級です。
内窓の【T-4】はこの上をいく防音性能です。
まとめ
内窓はDIYで簡単に取付けができます。騒音でお困りの皆様まずは小さな窓一ヶ所から、内窓DIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
カンタン内窓本舗は全国の内窓DIYチャレンジャーを全力でとことんサポート致します。