初めましてカンタン内窓本舗の佐藤です。
みなさんは内窓プラマードUの戸先錠をご存知でしょうか?
こちらYKKAPが特許取得をしており、他では購入できない商品になっています。
その名前の通り、障子の先に鍵が付いており
引き違い窓を閉めると鍵のかかる非常に便利な機能です。
それではその戸先錠のメリットとデメリットについて解説をしていきます。
戸先錠のメリット
カギの開け閉めがらくらく
通常のクレセント仕様(窓の中央にあるクルンと回す鍵)
とは違い、窓の開閉と鍵の施錠を同時に行うことが出来ます。
うっかりの閉め忘れに効果的です。
お出かけ時に「窓の鍵全部 閉めたかな・・・」と不安になってしまう方にもおすすめです。
【注意事項】
窓の高さで施錠方法が異なります
プラマードUの引違い窓は
高さ1400㎜以下の「窓タイプ」
高さ1401㎜以上の「テラスタイプ」
の2種類があります。
このタイプによって戸先錠の施錠方法が異なります。
(内窓の高さによって施錠方法が異なる!)
窓を閉めただけで鍵が閉まるのは「窓タイプ」のみです、ご注意ください。
窓タイプ(高さ1400㎜以下)
窓を閉めると同時に鍵がかかる。
テラスタイプ(高さ1401㎜以上)
窓を閉めた後に「レバーを押して」鍵がかかる。
※これは屋外へ出た時の締め出し防止機能になっています。
見た目がすっきりスマート
窓の中央にクレセント錠がないため、見た目がスマートですっきり。
防犯面も安心です!
開閉と施錠を同時に行えるため、鍵のかけ忘れを減らすことが出来ます。
さらに外から見ると窓2つも並んでいるため、泥棒の侵入する意欲を奪い
戸先錠のため鍵の位置が分かりにくく防犯効果も上がります。
4,000円で戸先錠に変更可能
戸先錠は引違い窓の価格に「プラス4,000円」で変更が可能です。
お手頃な金額で、カギの開け閉めらくらくな内窓になります。
戸先錠のデメリット
気密性能が少し落ちてしまう
そうなんです・・・プラマードUの戸先錠は少し気密性能が落ちてしまうんです。
※気密性能とは
「サッシのすき間からどの程度の空気の出入りがあるかを示す性能」になります。
通常のプラマードU引違い窓では、最高性能の「A-4等級」まで気密性能を高める事が出来ます。
戸先錠仕様の場合は「A-3等級」と性能が少し落ちてしまします。
※気密性能の良否は「断熱性能」「冷暖房効率」「防音性能」に繋がります。
【A-4等級って何?】
これはJIS(日本工業規格)によって定められた基準で、
JIS A4706サッシの気密性能の等級を定めているものです。
JIS規格の気密性能は、A-1からA-4の4つの等級があり数値が大きいほど高性能になります。
詳しくはこちら→ 窓の性能とJIS基準について (2ページ目 気密性能部分)
・内窓の操作性を重視するならば「戸先錠」
・より高い気密性能を求めるならば
通常の「クレセント錠」がおすすめです。
※採寸時の注意事項
戸先錠は内窓を開けたときの引き残しが大きいため
今ある窓のクレセント錠レバーが内窓に干渉しないか注意が必要になります。
もし干渉を起こしてしまう場合は、「戸先錠を逆勝手にする」
「ふかし枠を使用して今ある額縁を延長する」などの対処が必要になります。
まとめ
戸先錠のメリットとデメリットをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
操作性では「戸先錠」、気密性能では通常の「クレセント錠」がおすすめです。
このコラムを読んで、内窓プラマードUの戸先錠に興味を持った方いらっしゃいましたら、
お気軽にお見積りご依頼ください!
カンタン内窓本舗は全国の内窓DIYを全力でサポートさせていただきます。